コーダーとフロントエンドエンジニアの違い
ここ4〜5年の間に「コーダー」が進化し、「フロントエンドエンジニア」という職種が生まれました。
今後、コーディングのみのスキルを持つコーダーがWeb業界で生き残っていくのは難しいです。時代を振り返りつつ、「コーダー」と「フロントエンドエンジニア」の違いについて解説します。
コーダーとは?
コーダーは、HTML/CSSとわずかなJavaScriptを用いてサイトを作る(コーディングをする)職種です。HTMLコーダーやマークアップエンジニアとも言われます。
必要なスキルは、主に、HTML・CSS・基礎的なJavaScript(あるいはjQuery)の3つです。
Webの黎明期から存在する職種です。
数年前までは、Webサイトの作り方や構造はとてもシンプルだったので、少ないスキルしか持たないコーダーも必要とされました。
しかし、ここ最近では、Webサイト上でアニメーションを多用したり、ReactやVue.jsなどのJavaScriptフレームワークによるサイト制作が進む中で、コーダーのスキルのみでは時に不十分になってきました。
また、StudioやWixなど、いわゆるNoCodeと呼ばれるサービスを使うことで、デザインパーツをサイト上で組み合わせるだけでサイトが制作できるようになってきました。他にも、自動コーディングの技術もまだまだ未発達ですが、すでに海外には存在します。つまり、シンプルなサイトであれば、コーディングを必要とせずに制作が可能になってしまっているのです。
コーダーは今後は消えていく職種の一つです。
フロントエンドエンジニアとは?
フロントエンドエンジニアは、簡単に言えば、コーダーの進化版の職種です。Webサイトのフロント部分の開発を担当するため、こう呼ばれていますが、海外では「Web developer(ウェブ・デベロッパー)」という表現が一般的です。
Webサイトがどんどん高度になっていく中で、それを実現するためにフロントエンドエンジニアが誕生しました。コーダー同様に、HTML/CSS のスキルは当然持ちますが、ずば抜けて必要がなのが、JavaScriptのスキルです。複雑なアニメーションにはJavaScriptは必須だし、Facebookなどで用いられているReact.jsなどのJavaScript製のフレームワークが近年のサイト開発ではシェアが広がってきています。そのため、JavaScriptのスキルが現場ではものすごく重宝されてきているのです。
Webサイトの制作環境(自分のPC内)もどんどん進化しています。作業を自動化するGulp、CSSの記述をラクにすするSass、HTMLの記述をラクにするPug、ES6(最新のJavaScript)をコンパイルしブラウザで実行可能にするBabel、CSSやJavaScriptを一つにまとめてくれるWebpackなど様々なツールが存在します。現在のWeb制作ではこれらのツールを使いこなす必要があります。
他に、HTMLとCSSの記法では、BEM(Block-Element-Modifier)モデルも普及しており、フロントエンド領域はつねに進化し続けているため、いつも最新のトレンドやツールの知識を吸収し続けなければなりません。
JavaScriptのスキルが必要なので、「フロントエンドエンジニアはある程度はプログラミングの能力が必須」ということです。なので、そうそう簡単にはフロントエンドエンジニアにはなれません。そのため、コーダーに比べると給料はかなり高くなります。400〜800万円レベルでしょうか。
フロントエンドエンジニアの中には、RubyやPHPも扱い、さらにサーバーやデータベースのスキルをモノにする優秀な人々もいます。こういった人たちを「フルスタックエンジニア」と呼びます。こうなるともはや無双状態です。年収は800万は超えて、1000万円レベルになってきます。
コーディングを勉強しはじめて、「あ、コーディング好きかも!」と思えたら、目指すべきはフロントエンドエンジニアです。コーダーレベルにとどまらずに、JavaScriptを勉強して、どんどん最新のツールを使って、ステップアップしていきましょう!
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