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Web制作会社は「裁量労働制」「年俸制」「退職金なし」が普通です

残念ながら、Web制作会社のほとんどが「裁量労働制」「年俸制」「退職金なし」の雇用条件になっています。僕の実感としては6〜7割ほどの会社はそうです。社員の待遇としてはあまりよくないです。

先に結論として言いたいのは、だからといって挫折しないでほしいということです。制作会社には2年もいれば十分なので、ずっと在籍することはありません。あくまで下積み時代と考えてください。しかも好きなデザインとコーディングが毎日できて、スキルアップもできて、それで給料までもらえちゃうのです。

Web制作会社の雇用条件の実態

Web制作会社は中小企業あるいは零細企業も多いので、給料はやや低く、長時間労働に陥りやすいです。
そのため、働く側にとってデメリットになりうる雇用条件が揃っています。

  • 裁量労働制
  • 年俸制
  • 退職金なし

裁量労働制

裁量労働制は、よく「定額働かせ放題」と批判される雇用条件の一つです。本来は自分自身の裁量で業務を行い、その業務が終われば自由に退社できる制度です。しかし実態は、社員は明確な勤務時間に縛られており、しかも、がっつり残業することが多いです。

これを防ぐために、フレックスタイム制が合わせ技で導入される場合があります。例えば11:00〜16:00までを勤務時間のコアタイムとして設定し、この時間さえ出勤していればOKという仕組みです。これは救済になる場合もあるし、まったく状況が変わらない場合もあります。
フレックスタイム制の理想は、社員が自由に出勤時間をコントロールすることで、業務時間を1日例えば8時間以内に抑えることができる点です。特に制作会社はクライアントの動きに合わせて動くため、夜間の作業が発生することがあり、9:00-18:00には収まらない業務が起こりえます。そのため、勤務時間をフレックス(柔軟)にズラせるこの制度は、制作会社との相性がとても良いのです。
ただ現実として、業務量が多かったり、他の社員の目もあったりして、結局今までどおり朝早く出勤し夜遅くまで働くのが普通になっている企業もあります。でも、フレックスタイム制が存在するだけでもマシかもしれませんね。

年俸制

年俸制は、例えば「給与は年360万円でそれを12で割った額を毎月払うよ」という制度です。「年俸制」は「みなし残業」や「賞与(ボーナス)無し」などいろいろな負の仕組みを暗黙に含んでいる場合があるので注意が必要です。

企業によっては、年俸制は一年の給与を年俸として確定しているために、残業代を支払わない、あるいは支払うとしてもみなし残業代として払うという制度に成り下がっている場合があるので要注意です。
みなし残業とは、簡単に言えば、年俸の中に残業代が含まれていることです。
例えば、求人サイトの企業の雇用条件のなかで年俸額の横に、
「(月60時間分の固定残業代が含まれます)」
などと書かれていることがあります。これがみなし残業です。この場合は、月に60時間までは残業しても、もちろん残業代は支払われません。

また、一年の給与が確定しているということは、賞与が出ないという意味も含んでいる場合があります。
年俸制でも、きちんと雇用条件の中に「賞与:年2回」と書いてある企業もあるので、しっかり確認するようにしましょう。「賞与:年1回(業績連動による)」の場合は、賞与は期あるいは一年の業績によって出るか出ないかが決定されるので、出ない場合もありえます。
「えー!ボーナス無いの〜?」と思うかもしれませんが、残念ですが、Web制作会社については賞与については基本的に諦めたほうがいいです。よほど安定した制作会社でないとボーナスは出ません。僕がいた制作会社も業績連動でたまたまある年に4万円だけ出ただけでした笑。そんなもんです。出たらラッキーくらいの感覚でいてください。

年俸制については、例えば400万円以上のわりと高額な年俸なら全然良いと思いますが、300万円くらいでみなし残業を月に60時間以上含んでたりすると、ちょっと怖いですよね。。どんだけ働かせるんだよって・・・。年俸制が悪いわけではないので、特にみなし残業については、企業の雇用条件をじっくり確認しといたほうが良いです。

退職金なし

うん、無いですね。。退職金は出ないです。僕ももらってません笑
いやもちろん退職金出してくれる制作会社もありますよ。でもそういう会社は少ないと思います。期待しないようにしましょう。

がっかりしないで!制作会社時代は楽しい修業なのです

いろいろとネガティブな面ばかりを紹介してきたので落ち込ませてしまっていたらすみません。。
大丈夫です!あくまで制作会社に入るのはスキルアップの修行のためです。Webデザイナーとして生計を立てるぞ〜!という発想で何年も在籍する会社ではありません。

制作会社で2年ほど働き、がっつりスキルを身に着けられれば、その後は自由です。
事業会社のインハウスのWebデザイナーに転職すれば、ずっとゆるく働けるし、給料もはるかに高くなる場合もあります。規模の大きい事業会社によってはリモート(自宅)作業も可能です。あるいは僕みたいに週3日だけ業務委託でゆったりと事業会社で働くのもいいですね。
完全フリーランスでバリバリと自分で仕事を受注して際限なく稼ぎまくるのもエキサイティングです。
そんな生活を実現するために、まずはWeb制作会社での下積みが必要なのです。

「修業」とか残業代出ないとか、Web制作会社について、なんだかすごくブラックな企業のイメージを与えてしまいました。。
でも僕が最後に伝えたいのは、そんなWeb制作会社はむちゃくちゃ楽しい!ということです。
僕は振り返ってみると、制作会社にいた頃は、しんどいことも多かったけどすごく幸せでした。デザインやコーディングなど自分がやりたいことを毎日やれて、勉強もできて、しかもお金がもらえるなんて最高でした。デザインやコーディングが好きな人間にとっては最高の修行機関なのです。

とは言っても、身体と心を壊してしまっては何の意味もありません。自分が働けそうな会社を選びましょう。自分らしい幸せな働き方を手に入れるためのステップとして制作会社を活用する、そんな考え方でいきましょう!

コラム①:正社員のWebデザイナーを強くオススメする理由

このサイトでは、
本当にWebデザインのスキルを磨きたいなら、未経験の方はまずはWeb制作会社に正社員で入社すること
を強くオススメしています。

Webの最先端に触れられるWeb制作会社に入社し、スキルをガッツリ高めてほしいです。そして、社内では、やはり派遣でもなく、アルバイトでもなく、長く在籍する可能性のある正社員にこそ成長できるお仕事を振ってくれるのです。派遣やアルバイトは、リンク張り替えやテキスト修正など成長しづらい作業をやらされがちです……。

未経験OKで正社員のWebデザイナー・フロントエンドエンジニア案件を多く保有しているのが、IT系に強い『ワークポート』『Webist』の2つです。 ※コロナもほぼ収まりつつありますが、まだワークポートもWebistですら未経験OKの求人が少ない状況です。ただ、少しでも選択肢を増やすために、また今後状況が改善されてきた時のために、ポートフォリオを制作後に登録しておきましょう。

『ワークポート』公式サイトへ 『Webist』公式サイトへ
コラム②:Webデザイナーを強くオススメする理由

エンジニアになるのは本当に難しいです。
だからこそ、このサイトでは、Webデザイナーになることを強くオススメしています。

でも、もし、エンジニアになれれば、月収100万円以上も可能です。実際に僕の友人も軽く年収1000万円は超えています。

ほとんどの人がエンジニアにはなれないので、50〜60万円以上はする高額なプログラミングの学校に行くのはお金をドブに捨てる可能性があります。
どうしてもエンジニアになりたい方は、無料でプログラミングを学べるProEnginner開講の学校『プログラマカレッジ』のようなスクールに行きましょう。プログラマカレッジは、学校&就職支援の一体型サービスです。

他にも、PHPに特化した無料の『無料PHPスクール』もあります。PHPはがっつりプログラミングの言語である一方で、ECサイト構築やWordPressにも使われるWeb系と親和性が高い言語なので、Web系に進みたい人には無料PHPスクールはオススメです。23日間通学でけっこうハードなカリキュラムです。

この2つの学校のどれかに通って、自分にエンジニアとしての素質があるのかチェックしてください。もし、あなたに才能があったら、最高にラッキーな人生です。無料見学をしてみて自分に合いそうな雰囲気の学校を選びましょう。20代のみ対象です。もし20代ならこのチャンスをぜひつかんでください。


参考記事 : なぜ「エンジニア」ではなく「Webデザイナー」をすすめるのか

無料のプログラミング学校『プログラマカレッジ』の詳細を読む
コラム③:ポートフォリオのチェックリストをnoteで販売中!

「ポートフォリオを作ってみたけど不安...」「周りにレビューをしてくれる人がいない...」
そんなお悩みを解決するために、ポートフォリオのチェックリストを作りました!27,000文字以上の大ボリュームです笑。noteで販売中です。激安のワンコイン500円です。このチェックリストで改善点を見つけて、少しでもポートフォリオの質を上げて、自分が望む就職に繋げましょう!

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  • 管理人(ねこポン)について

    週3日だけ会社で働く30代前半ウェブデザイナーです!
    インテリ風&仕事できる風を醸し出す腕前では右に出る者はいませんが、電話すら怖くて取れないし、無断欠勤してしまい自宅に警察が来たほどのコミュ症ポンコツ人間です。
    現在Web業界5年目。事業会社とWeb制作会社のウェブデザイナーを経て、フリーランスになりました。

    ★ 僕の20代まるごと黒歴史ストーリー

    最近ちょこっと『月曜から夜ふかし』に出演しました↓

    ★ 『月曜から夜ふかし』にちょこっと出演したら『BizSPA!』さんにインタビューしてもらいました!

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  • ポートフォリオチェックリスト84 【note】絶対チェック!ここを直せば一気に良くなる84項目
    無料コーディング練習所 デザインカンプ・コーディングデータ付いてます。
    ポートフォリオ用WordPressテーマ作りました!PORTFOLIOベーシック
    スクール23校をまとめました!Webデザインスクール一覧

    おすすめのWebデザインスクール一覧

    おすすめのWebデザイン&プログラミングスクールを一部紹介!主要なスクール23校は『Webデザインスクールの一覧』でチェックしましょう。

    スクール名 料金 授業形式 ジャンル 就職支援

    求職者支援訓練
    ハロートレーニング
    無料
    (教材費のみ)
    通学
    (約6ヶ月/週4〜5日)
    Webデザイン ハローワークによるサポート
    プロによる総評

    一番おすすめのスクールは国の運営する求職者支援訓練(ハロートレーニング)です。授業料が無料!しかも約6ヶ月という期間がWebデザインの基礎スキルを習得するのに十分な長さです。僕自身も求職者支援訓練を経てWebデザイナーになりました。
    東京にはWebデザイナー系の訓練校は6校ほどあり、各地域にも1〜3校ほどは見つかるため、どんな人も通いやすいのもおすすめのポイントです。
    ふだん税金を払っているので、このようなスクールはしっかり活用させてもらいましょう笑。


    失業保険が受給できる方は職業訓練がおすすめです。期間が約3ヶ月と短くやや理解が浅くなる点は不安ですが、復習や独学で補えれば問題ありません。最近は数は2校ほどで少ないですが6ヶ月コースも登場しました!
    スクール名 料金 授業形式 ジャンル 就職支援

    デジタルハリウッド
    有料
    (¥591,800)
    通学
    (6ヶ月)
    Webデザイン 実務経験ゲット/就職サポートあり
    プロによる総評

    デジタルハリウッドことデジタルハリウッドは、求職者支援訓練か職業訓練に通えない場合に次に検討するド定番のスクールです。動画授業×マンツーマン指導なので仕事との両立も可能です。僕の知り合いのWebデザイナーもデジハリの出身者が多いです。プランは「Webデザイナー専攻 超実践型 就職・転職プラン」がオススメ。「お仕事TRYプログラム」で在学中に実際のクライアントの仕事が体験できるので実案件をポートフォリオに掲載できます!未経験の人が転職活動で直面する実務経験が無くて採用されづらい壁を突破できます。

    詳しくはこちら

    スクール名 料金 授業形式 ジャンル 就職支援

    LIG
    有料
    (¥495,000 〜)
    通学
    (6ヶ月)
    Webデザイン 転職サポートあり
    プロによる総評

    超有名Web制作会社LIGによるWebデザインスクールです。上で紹介したデジハリ(デジタルハリウッド)のLIGコラボのスクールです。学習スタイルはデジハリと同じで動画授業×マンツーマン指導です。LIGが運営するオウンドメディアやYouTubeチャンネルの画像を課題として作ったり、実際にLIGの現役デザイナーが制作したデザインを見本にした課題があったりと、LIGが好きな人やスクールがある首都圏にお住まいの方にオススメのスクールです。興味がある人はデジハリとLIGの両方の無料カウンセリング(説明会)を受けてみて比較してみましょう。

    詳しくはこちら

    スクール名 料金 授業形式 ジャンル 就職支援

    デイトラ
    有料
    (¥99,800〜)
    オンライン
    (90日間/質問期間は1年)
    Webデザイン なし
    プロによる総評

    『デイトラ』はコスパの高いオンライン完結型のWeb制作スクールです。格安ながらもデザインとコーディングのレビュー(添削)が受けられます。人気急上昇中でTwitterで受講生のツイートを見ない日はありません。「課題 + 課題のレビューあり + 質問し放題」というサービスを提供しています。

    デザイン力とコーディングスキルはレビューをしてもらってこそ急速に成長するため、オススメのスクールです。というか今のところ低価格で他にデイトラのようなスクールが存在しないんですよね...。通学式のスクールに40、50万円も払う余裕はないけど、デザインやコーディングのレビューはしてほしい!という方はデイトラを受講しましょう。

    Twitter内にはデイトラの受講生がかなり多くいるので、一緒に学習を頑張る仲間も見つけやすいです。

    デザインを重点的に学びたい方は「Webデザインコース」、コーディングスキルを高めたい方は「Web制作コース」を受講しましょう。

    詳しくはこちら

    スクール名 料金 授業形式 ジャンル 就職支援

    プログラマカレッジ
    無料 オンライン プログラミング あり
    プロによる総評

    『プログラマカレッジ』は20代限定のオンラインの完全無料のプログラミングスクールです。無料なのでエンジニアになりたい方はぜひ挑戦してみてください。スクール側は就業先の企業からお金をもらうことで無料で運営をしています。とはいえ授業の質は高いと評判です。『プログラマカレッジ』の卒業生による体験談記事はこちらです。

    詳しくはこちら

    スクール名 料金 授業形式 ジャンル 就職支援

    無料PHPスクール(ドリームシアター)
    無料
    (デポジットあり)
    通学 プログラミング あり
    プロによる総評

    こちらも上で紹介した『プログラマカレッジ』と同様の完全無料のプログラミングスクールです。特徴的なのはオンラインではなく通学式で、学習するプログラミング言語をPHPに絞っている点です。PHPはがっつりプログラミング言語である一方で、ECサイト構築やWordPressで使われるなどWeb系と親和性が高い言語なので、Web系の会社で働きたい人にはこのスクールがオススメです。23日間という短期間でハードめなカリキュラムな分、未経験でも内定2社を保証してくれます!校舎がある池袋に通学できる方が対象です。

    詳しくはこちら

    Web制作会社を歩き回れるゲームを作ってみました!ぜひ探検してみてください。(注意:音が出ます!)

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