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プログラマーの適性をプログラマーになれなかった僕が語る


僕はプログラミング(Java)の職業訓練を受講したことがありますが、生徒約20人のうち何人がプログラマーになれたと思いますか?

たったの2人です!

夢を壊すようですが、残念ながらほとんどの人はプログラマーやエンジニアにはなれないのです。。

プログラミングの文法を覚えても、アルゴリズムが浮かばない・・・

まずサクッと僕の黒歴史を話させてください。
僕はいま30代ですが、20代の頃はがっつりプログラミングを勉強していました。そして挫折しました。

「プログラマーになれたら高収入でウハウハ!しかも自分が作りたいものが作れたら超楽しそう!」

そんな動機でまずは、一般のスクールに4ヶ月ほど通ってPHPを勉強しました。授業ではifやfor文などの文法を一通り学んだ後に、ECサイトを作っていくのですが、これがなかなか楽しいです。あとで語りますが勉強と現場のレベルは桁違いです。勉強の段階はすごく楽しいのです。わからない箇所は先生が優しく教えてくれるし、新しいことを覚えてどんどん機能を実装していけるので、

「僕、プログラミングできちゃうかも!キャハっ!」

と錯覚に陥ります。4ヶ月の学校生活を終えた時、僕はすっかりプロのプログラマー気分でした。

よーし!じゃあ就職するぞー!とFindJobで見つけたソーシャルゲームの会社にアルバイト入社しました。現在もその会社はあります。けっこう有名な中堅どころの企業ですね。
そして、壮絶に挫折しましたね。「じゃあ新しいガチャの仕組みをちょっと考えてみて」と言われて、「(え・・・?ん?まったくわからん・・・汗汗汗)」となりました。背筋がゾッとしましたよね。そう、問題はこれなのです。

プログラミングの文法を覚えても、アルゴリズムが浮かばない・・・

これは100回くらい言いたいです。これがプログラミングの難しさであり、駆け出しエンジニアが挫折して、いつの間にかいなくなる原因です。

結局、アルゴリズムが考えられないので、僕は新しい機能の追加や既存プログラムの改修もできないし、できたとしても異常に時間が掛かってしまいました。僕は使い物になりませんでした・・・。5ヶ月後にその会社は辞めました。

でも、どうしてもプログラマーになるのが諦めきれませんでした。諦めなければいつかプログラマーになれると勘違いしていたからです。

その後は、最初に書いたとおりJavaの職業訓練にも通いました。授業はやっぱり楽しいです!でも、僕を含めてほとんどの生徒がプログラマーになれず挫折しました。

iPhoneアプリを作るためにObjective-Cも勉強しました。iOSアプリは現在はSwiftというプログラミング言語で作りますが、当時はObjective-Cでした。この時、オブジェクト指向がまったく理解できませんでしたね。どれだけ時間を掛けてもクラスとインスタンスという概念がわからないのです。何か根本的に自分はプログラマーに向いていないとようやく気づいていきました。「難しい」というよりも「頭に入ってこない」という感覚ですね。

たしかに、最低限のものは作れるようになるんですよね。簡単な卓球のスコアボードアプリは作ったし、Cocos2Dというゲームエンジンを使って、猫のフンで敵を倒すシューティングゲーム「タマクルーズ」とか作りました。けっこう頑張ったほうだと思います。
でも、そういう勉強で作るものって全部趣味レベルなんですよね。現場のレベルとは桁違いなのでした。現場は難易度が高すぎます。
20代後半になって、Webデザインの求職者支援訓練に出会って、ようやくプログラマーを諦めることができました。

プログラマーやエンジニアになるには、確実に適性や才能というものが必要なのです。

プログラマーの適性(向き不向き)

僕はプログラマーになれなかったからこそ、プログラマーにはこういう適性が必要なんだろうなぁということがわかります。

活躍しているプログラマーの方は「正しい努力をすれば必ずプログラマーになれますよ!」と言いますが、僕に言わせれば完全に嘘です。実際にプログラマーになれた人は、プログラミングができない人の感覚や才能の無さを理解できていません。

僕自身に照らし合わせて、プログラミングが向いていない人の特長を2つリストアップします。自分にプログラマーの適性があるか考えてみてください。

1.数学ができない人はたぶんアルゴリズムが考えられない

プログラマーになれるかは「数学ができたか」は一つの基準になるように思えます。
数学が得意か?ではなく、数学が普通にできたか、です。

僕の場合、小学生の頃からすでに算数への苦手意識が強く、高校では試験で0点を取ったこともあるほど数学ができませんでした笑。のび太かっ!
数学は立体的な思考が必要というか、複雑な構造をきちんと把握する緻密な思考能力が必要です。それが、プログラミングの文法とアルゴリズムを用いて何か仕組みを作るときの思考の筋道と共通しているように思います。僕はこの能力が絶望的に無いです。

プログラマーに圧倒的に理系が多いのはこのせいです。もちろん文系の人でも数学が普通にできた方ならプログラマーになれる人もいます。ただ、僕のようにまったく数学ができなかった人間は、おそらくアルゴリズムが考えられないので、プログラマーにはなれないと思います。

2.会話に途中でついていけなくなる人は複雑な思考が無理

数学の話とも関係していますが、もうひとつシンプルな例だと、グループなど複数人での会話です。ふだんの会話の中でもプログラマーの適性を判断できます。

グループで話してて、なんとなく話が複雑になると、自分だけその話についていけないことが僕にはよくあります。話が入り組んでくると、途端に理解ができなくなってしまうのです。こういう僕みたいな人もプログラマーには向いていないように思います。
話の構造に奥行きが出てしまうと、その直前に話していた内容との関係性を繋ぎ止められなくなっちゃうんですよね笑。思考が散ってしまい話が理解できなくなります。立体的に考えられないのです。いつも平面的でシンプルな思考しかできません。こんな人は複雑なアルゴリズムなんて考えられるわけがないです。

無料のプログラミングスクールに行って早めに挫折しよう笑

いかがでしたか?自信を失った人もいるし、逆に自信がついた人もいるかと思います。
いろいろ語りましたが、結局は自分で手を動かしてプログラミングを体験してみないと自分に適性があるかどうかはわかりません。

今の時代は最高なことに無料のプログラミングスクールがあります。僕が20代の頃にはありませんでした・・・。
『ProEnginner(プロエンジニア)』です。20代が対象です。20代の方はこのチャンスを逃さず、自分にプログラマーの適性があるか確認するために、ぜひ挑戦してみましょう。
転職支援も手厚いので、そのままプログラマーになれてしまいます。向いていればの話ですが。
プログラミングにお金を掛けずにサクッと挑戦して、自分にプログラマーの適性があるかを早く知る。これが大事です。ダラダラと勉強に時間を掛けすぎるのは無駄です。

僕の知り合いのプログラマーは年収1000万円を軽く超えます。プログラマーになれたら本当にラッキーです!自分の可能性を信じて、挑戦してみましょう。

コラム①:正社員のWebデザイナーを強くオススメする理由

このサイトでは、本当にWebデザインのスキルを磨きたいなら、未経験の方はまずはWeb制作会社に正社員で入社することを強くオススメしています。

Webの最先端に触れられるWeb制作会社に入社し、スキルをガッツリ高めてほしいです。そして、社内では、やはり派遣でもなく、アルバイトでもなく、長く在籍する可能性のある正社員にこそ成長できるお仕事を振ってくれるのです。派遣やアルバイトは、リンク張り替えやテキスト修正など成長しづらい作業をやらされがちです……。

未経験OKで正社員のWebデザイナー・フロントエンドエンジニア案件を多く保有しているのが、IT系に強い『ワークポート』『Webist』の2つです。
※コロナもほぼ収まりつつありますが、まだワークポートもWebistですら未経験OKの求人が少ない状況です。ただ、少しでも選択肢を増やすために、また今後状況が改善されてきた時のために、ポートフォリオを制作後に登録しておきましょう。

コラム②:Webデザイナーを強くオススメする理由

エンジニアになるのは本当に難しいです。
だからこそ、このサイトでは、Webデザイナーになることを強くオススメしています。

でも、もし、エンジニアになれれば、月収100万円以上も可能です。実際に僕の友人も軽く年収1000万円は超えています。

ほとんどの人がエンジニアにはなれないので、50〜60万円以上はする高額なプログラミングの学校に行くのはお金をドブに捨てる可能性があります。
どうしてもエンジニアになりたい方は、無料でプログラミングを学べるProEnginner開講の学校『プログラマカレッジ』のようなスクールに行きましょう。プログラマカレッジは、学校&就職支援の一体型サービスです。

他にも、PHPに特化した無料の『無料PHPスクール』もあります。PHPはがっつりプログラミングの言語である一方で、ECサイト構築やWordPressにも使われるWeb系と親和性が高い言語なので、Web系に進みたい人には無料PHPスクールはオススメです。23日間通学でけっこうハードなカリキュラムです。

この2つの学校のどれかに通って、自分にエンジニアとしての素質があるのかチェックしてください。もし、あなたに才能があったら、最高にラッキーな人生です。無料見学をしてみて自分に合いそうな雰囲気の学校を選びましょう。20代のみ対象です。もし20代ならこのチャンスをぜひつかんでください。

参考記事 : なぜ「エンジニア」ではなく「Webデザイナー」をすすめるのか

コラム③:ポートフォリオのチェックリストをnoteで販売中!

「ポートフォリオを作ってみたけど不安...」「周りにレビューをしてくれる人がいない...」
そんなお悩みを解決するために、ポートフォリオのチェックリストを作りました!27,000文字以上の大ボリュームです笑。noteで販売中です。激安のワンコイン500円です。このチェックリストで改善点を見つけて、少しでもポートフォリオの質を上げて、自分が望む就職に繋げましょう!

“プログラマーの適性をプログラマーになれなかった僕が語る” への19件のフィードバック

  1. ぷぅ より:

    こんにちは!
    素敵な記事、情報をありがとうございます。

    プログラマーの適性として、「数学ができない人はたぶんアルゴリズムが考えられない」とありますが、まさに全く同じ状況にハマってて、適応障害になり、トラウマになりそうなので、webデザイナーに転向しようかと考えています。。

    いままでバックエンドに憧れていて、やっとRailsの初案件に入れてもらえたと思ったら、文法が頭に入ってればいいって問題じゃないんだ・・!と震えています。
    Rails案件前は、コーダーとして、HTML, CSS, JavaScriptなどを使ってフロントをしていました。
    コーダーがwebデザイナーになるには、どれくらいの期間が必要になりそうですか。。?
    また、webデザイナーになるには算数、数学(図形の考え方含む)などが必要じゃないですか?(既にトラウマです。笑)

    • ねこポン より:

      ぷぅさん、はじめまして!

      共感していただいて嬉しいです。適応障害…大変でしたね。。文法を覚えてもアルゴリズムを組むのが大きな壁なんですよね。。

      >コーダーがwebデザイナーになるには、どれくらいの期間が必要になりそうですか。。?
      「Webデザイナー」というのは、デザインもコーディングも両方やるということですよね。それなら制作会社や教育体制が充実した事業会社で2年も働けば大丈夫だと思います。

      >また、webデザイナーになるには算数、数学(図形の考え方含む)などが必要じゃないですか?(既にトラウマです。笑)
      WebデザイナーでありながらJavaScriptもガリガリ書くのであれば算数数学の素養があった方がいいとは思いますが、ぷぅさんはすでにフロント周りはできていたんですよね。それなら問題ないと思いますよ!僕に関してはJavaScriptを除けば特に算数数学が必要だと感じたことはあまり無いです。

      あとはデザインがやりたいのなら、デザイン作業が好きかどうかの気持ちが重要ですね。

      Webデザイナーへの転向、楽しみながら頑張っていってください^^

      • ぷぅ より:

        ご丁寧にありがとうございます!

        たいっへん参考になりました。。!
        楽しみにながらがんばってまいります〜!

  2. ピザ より:

    こんにちは
    数学は校内で最下位でしたけどロジックとか考えるのが好きで業務系プログラマーになりましたよ
    数学は一度つまづくとダメですがプログラミングはひらめけばできるので…
    めちゃくちゃ高度な事をやらない限り数学は関係ないと思います

    • ねこポン より:

      ピザさん、はじめまして。それはすごいですし素敵なお話ですね!数学ができなくてもロジックを考えるのが好きならなれるんですね。最初から「数学が苦手だから」とプログラミングを諦めるのは良くないですね。まずは好きならどんどんやってみることが大事ですね。

  3. まどか より:

    ねこぽんさんの記事を、見てWebデザイナーを少しずつ勉強している主婦です。
    いずれは、オンラインスクールで、学んでWebデザイナーになるつもりですが、香川県には就職先が少なく1日のお仕事出来る時間も5時間程度です。いいアドバイスが、あれば、お願いします。

    • ねこポン より:

      まどかさん、はじめまして。サイトを見てくださってありがとうございます。

      香川で就職先が少なく、しかも稼働できる時間も少ないとなると、現実的には正社員として成長できる現場を見つけて入るのは難しいかもですね。。これはなかなか難しい質問です。正社員が無理なら、派遣やアルバイトをまずは検討することになります。それでも見つかれなければ、もういきなりフリーランスになるしかないと思います。

      ただ、いきなりフリーランスの場合は、そうとうキツイです。お客さんさえ見つかれば作業をしてお金は入ってくるかもしれませんが、対応力が低いのでお客さんに迷惑をかけることも十分ありえます。また、未熟なスキルのまま成長はしづらいです。メンタのようなサービスで、頼れるメンターを見つけてしっかり指導してもらうのが大事かもしれません。また、スクールを卒業後もしっかり独学で成長しつつスキルを少しずつでも蓄積していく必要があります。
      https://menta.work/

      ともあれ、本気でWebデザイナーになりたいのなら、まずは楽しく勉強していくことが先決です。スクールに行ってみて自分がデザインをしたいのか?コーディングをしたいのか?どんなWebデザイナーになりたいのか?が少しでもはっきりしてくるはずです。そこから今後のことを考えればいいと思います。「就職できないならWebデザインの勉強をしない」というのは違ってて、「Webデザインが好きだから自然とデザインをコーディングしている。なんとしてでもこれを仕事にする!」、この気持ちの状態じゃないとそもそもWebデザイナーにはなれません。まずは楽しく学習に取り組んでみてください^^

      • まどか より:

        とても、細かく考えいただき感謝です。ありがとうございます。とにかく今はWebデザインの勉強を楽しんでいます。
        基礎知識を習得出来たらメンタも参考に香川県で少しでもスキルアップできそうな道を探してみます。

  4. りな より:

    数学が苦手で、中学校では2次関数の期末テストが25点で、高校は偏差値高くない学校だったので数学のテストは良かった。数学が苦手ならば、プログラマーになれないでしょうか?
    kenスクールのプログラマーのjavascript40万の学校に通うか?本気で迷ってます。javaの本は自力で読んでも最初は簡単でも途中から何を言いたいのかわかりません。web運営の求人を何個か受けましたが知識がないと受からないみたいですし、苦手の電話対応がたくさんあるということで諦めました。
    (※こちらにて質問は削除しました。)
    質問文を載せないことを希望しております。

    • ねこポン より:

      りなさん、はじめまして。

      数学が苦手だとプログラマーになれないとは断言はできないです。ただ僕自身の体験で言うと「かなり難しい」という実感があります。もちろん、どうしてもなりたくて一生懸命に勉強すれば道は開けるかもしれませんし、それはなんとも言えません。

      質問文は消したので、以下に回答だけ書いておきます。

      1. なれるかどうかは僕の持論では素質次第なのでなんとも言えません。どうしてもなりたいという気持ちがあり、相応の努力をすればなれるかもしれません。あとは勉強していて「好き」や「苦ではない」という気持ちあれば継続できるので仕事にできるとは思います。

      2. Webサイト運営の仕事であればその希望でもアリかもしれません。事業会社で自社のサービスのサイトやECサイトを運営する仕事であれば他社と電話をする機会は少ないかもしれません。ただ、サイトの分析のためにある程度数字は扱うことにはなります。とはいえ数学の能力が必要というほどではありません。

  5. 五郎 より:

    疑問に思ったことがあり聞きたいです(プログラムの話題…とは逸れます。)
    挫折した、という記事でしたがその後はどう職歴を積んでいったんでしょうか。?
    目標を失った段階で一番しんどい時期だったと思うんです。
    次の職探しなど…どう行っていったか参考にしたく聞きたいです

    • ねこポン より:

      五郎さん、はじめまして。

      挫折した後は、求職者支援訓練のWebデザイナー科を見つけてそれからWebデザイナーになりました。以下の記事に書いてあります。
      https://webdesigner-go.com/about-me/

      たしかにプログラミングができないという事実はしんどかったですね。ただ、僕の場合はどうしても自分自身でアイデアを実現したいという想いがあったので、プログラミングが無理ならWebデザイン方面でそれを実現しようという考え方になりました。それでなんとかWebデザイナーにはなれたので、今でもプログラミングに未練はややありつつも良かったかなと思います。職歴としては、求職者支援訓練→事業会社→Web制作会社→フリーランスになります。

  6. せいじ より:

    はじめまして。プログラマーの適性について調べるなかで当記事に行き着きました。

    私は現在プログラマーを目指し学習中の者です(3年間学んでいます)
    独学とスクールにも通い、自作のサービスを自分で開発できるまでには成長しました。
    しかし常に「プログラミングができるようになった気がしない」と感じています。

    その理由ですが、コードは書けますが、ゼロから自分で考えることができません。ねこポンさんがおっしゃるように「アルゴリズムが頭に浮かばない」状態です。そのため、毎回ググってヒントを見つけ、覚えている構文や、忘れた構文は調べ直してプログラムを書いている状態です。いわゆるコピペ・プログラマです。

    それではいけないと思い、アルゴリズムの本を読んだり、中学生レベルの数学からやり直したりしました。しかし多少は良くなりましたがそれでも全然できる気がしません。また競技プログラミング(Atcoder)などにも取り組んでいますが、初歩レベル(A問題)で躓きます。答えを見れば「あーそういうことね」と理解はできますが、簡単なロジックも思いつかない(もしくはめちゃくちゃ時間がかかる)状態です。

    現在転職活動中で面接を何社か受けていますが、コーディング試験(FIzzBuzzレベルの問題)が手も足も出ず、「今まで3年間何やってきたんだろう…」と絶望しています。

    元々好きで始めたプログラミングですが、やればやるほどあまりのできなさすぎに、嫌いになってしまいそうです。コミュニティなどにも参加し、プログラマを目指す人たちとも関わりを持っていますが、私のようなレベル感の人はいなく、いたとしても気づいたらいなくなっている(諦めている)方たちばかりです。プログラマーの世界は広く、上を見ればきりがないことは理解しており、この世界で勝ちたいとは思っていませんし、最低限活躍できるレベルになり、そこから自分なりにコツコツ少しづつでもいい、成長できればと思ってはいますが、あまりにも自分の適正のなさに絶望している状況です。スタートラインにすら立てる気がしません。

    周りからは、
    – ここまでプログラミングが続けられているのだから適正はあるよ。
    – プログラミングは適正は関係なく誰にでもできる。
    – プログラミングが好きなら継続すべき。
    という声が多数です。しかし3年やって芽が出ないのなら、どんなに努力しても無駄ではないか?と思ってしまいます。

    人生3年も路頭に迷い、これ以上時間もかけることもできず、前職(営業職)に戻ることも検討しています。
    3年間、時間(4000時間)とお金(100万)を投資しやってきたことが、ここまで来て頓挫し、どうしていいかわからなく混乱しています。

    そこで今さらですが、デザイナーへの転向を視野に入れています。
    元々、バックエンドよりフロントエンドの方が興味があり(プログラミングではないですが)HTML、CSSや、デザインは楽しいと思っており、唯一他の人と同等レベルでできたと思える内容でした。(スクールでの話しですが、プログラミング言語系は他の人の何倍も習得に時間がかかりましたが、HTML,CSSは同じぐらいでできた)

    今までやったことが無駄にはならないと思いますが、プログラミングが上記のようにできない人間が、デザイナーとして活躍できるチャンスはありますでしょうか?

    長文となり大変恐縮です。
    なにかアドバイスいただけますと幸いです。

    • ねこポン より:

      せいじさん、はじめまして。

      よくぞこの記事にたどり着いてくれました、という想いです笑。記事が少しでも参考になったとしたら良かったです。これまで3年間、本当によく頑張ってきましたよね。

      せいじさんの今後の人生について僕はなんら責任は取れませんが、これまでの活動を読むと、ぜひフロントエンドエンジニアかWebデザイナーに舵を切っていくのが良いと思います。記事にも書いている通り、アルゴリズムを考える能力というは一つの才能であり、誰しもが現場でバリバリ活躍できるエンジニアになることは不可能だというのが僕の持論です。無理だと思ったら早めに諦めるのが無難です。
      さらに最近はAIも急速に普及しているので、ちょっとしたコードが書けるだけでは現場では通用しなくなっていく可能性もあります。

      適性についてですが、僕の考えでは、プログラミングとデザインについては能力において関係性は無いので、プログラミングができなくてもWebデザイナーにはなれると思います。
      また、これまでのプログラミングの経験はもちろん無駄にはならず、今後はデザイン・コーディング・プログラミングとあらゆる領域に対応可能なジェネラリストとしてやっていく方向性も素晴らしいと思います。特にご存知だとは思いますがJavaScriptは非常にトレンドなので、嫌にならない程度に武器として磨いていけるといいかもしれませんね。

      いずれにせよ、このコメント欄でも何度も言っていますが、Webデザイン領域でやっていける人間は、結局は「デザインやフロントエンドが好き!」あるいは「好きじゃなくてもさほど苦痛にならず取り組める」という人で、そこが何より重要です。デザインに関しては、サイトやバナーのデザインを自分で作ってみて飽きずにずっと取り組め続けそうか、モチベーションが保てそうかを自問自答してみるのが良いと思います。

      そして、ご自身でいろいろ考えて作品を作ってポートフォリオを充実させることをオススメします。これまで学習してきたプログラミングの要素を何かしら反映してみるといいと思います。そこで他の未経験からWebデザイナーを目指す人との差別化ができますよね。

      ★デートシミュレーター佐藤翔 100の質問
      https://dating-simulator.com/

      これは僕がVue.jsで制作した恋愛シミュレーションゲームです笑。普段は一応肩書はWebデザイナーでやっていますが、こういう簡単なゲームを作ることで、デザインに加えて少しだけはJavaScriptができることもアピールになります。このアプリを応用すれば、占いアプリや選択制のホラーゲームも作れそうですよね。転職活動においては様々な業界へのアピールに繋がるかもしれません。こういった作品でも良いので、これまでのプログラミングの経験を活かして、いろいろと楽しみながら何かを制作してみると様々なキャリアの可能性が広がると思います。

      プログラミングって仕事だと絶望的に難しいのですが、趣味レベルだとけっこういろいろ作れるもんなんですよね。「自作のサービスを自分で開発できるまでには成長しました。」とのことなので、今後はWebデザイン+プログラミングの方向性や、僕の恋愛ゲームのように趣味で遊んでそれをあわよくば仕事に活かすような感じもアリですね。応援しています!

      • せいじ より:

        ねこポンさん
        アドバイスをいただきありがとうございます。とても参考になります。
        面接に落ちまくっていたため落ち込んでおりましたが、冷静になってフロントエンドエンジニアの方向で考え直してみたいと思います。

        追加で質問がございます。

        就活で選考を受けた多くの企業が、バックエンド、フロントエンドと線引していない会社が多く、面談で「どっちがやりたいですか?」と聞かれたり、規模の小さい会社では「どっちもやってもらっている」という会社が多いです。未経験ということもあり、あまり選べる企業がないため、まずはどこでもいいので入社しそこからフロントエンド寄りで仕事ができるようにポジションを確保していきたいとは思っていますが、「バックエンドが苦手なのでフロントエンドだけやりたい」みたいな方は多いのでしょうか?また企業側としてはそのような人材はどのように評価されますか?

        フロントエンドで尖った経歴や多少の経験があればフロントエンド一択でエントリーできると思いますが、私のようなタイプ(主にバックエンドを中心に勉強してきた。フロントエンドはJavaScriptの基礎、Vue.js、Reactの基礎を学んだレベル)は、どのような戦略で戦うべきか?アドバイスいただけますと幸いです。

        • ねこポン より:

          せいじさん、こんにちは。

          なるほど、僕はそのへんの領域についてはあまり詳しくないのでわかりませんが、てっきりバックエンドとフロントエンドは割としっかり線引きされて分業になっていると思っていました。なので「バックエンドが苦手でフロントエンドをやりたい」という感情は極めて普通のことに思えるので、特に何か悪い印象を持たれるとは思いません。そういう人が多いかどうかはちょっとわからないですね。

          僕が制作会社に入った時の面接の話ですが、僕はもともとデザインがやりたくて、でもいきなりデザインってやらせてもらえないんですよね。だから当時の社長から「まずはコーディングからやってその後にデザインもやっていこう」と言われて採用になりました。入社して3ヶ月くらい経ってデザインをやらせてもらえました。
          つまり、まずはとりあえず会社の力になれることからやるといいかも、という話ですね。せいじさんもバックエンドのスキルがあるので、転職活動の段階ではやっぱりそれを武器にするのがいいですよね。ただ、もちろんフロントエンドをやることが目標なのでその目標を見失わずに、「なんでもやります!でもフロントエンドは絶対にやらせてください!」といったスタンスで臨むのが良いのではないでしょうか。

          気持ちのバランス大事ですよね。会社の要求も受け入れつつ、しっかり自分のやりたいこと・やるべきことはアピールすべきだと思います。じゃないと結局やりたくないことをやらされて疲弊するだけですもんね。基本的にはどんな企業が相手でも自分をしっかり貫き通すのが良いと思います。

          • せいじ より:

            ねこポンさん
            的確なアドバイスありがとうございます。
            気持ちが整理でき、次に進めそうです。

            確かに、ねこポンさんが仰るように、まずは会社の期待に応えることが大事ですね。自分のことばかりに注意がいき、他者視点を見失っておりました。自分の軸はブレずに持ちながら、フロントエンド、デザイン寄りの仕事を任せていただけるように、諦めずに頑張っていきたいと思います。

            本当にありがとうございました。
            これからも応援しております!よいお年をお過ごしください。

  7. せいじ より:

    ねこポンさん
    先日ご質問させていただいた「せいじ」と申します。
    その節はありがとうございました。

    なこポンのアドバイスを参考に、Web制作会社も視野に入れ就活を進めています。
    Webアプリ開発企業と比べると、Webコーダーに近い職種が多く、条件面や将来性など不安要素が多いのが事実です。しかし、前回もお伝えした通り、バックエンドエンジニアへの道は非常に厳しいと感じており、フロントエンドに舵を切り、就活に励んでいる次第であります。

    現在、縁があってとあるWeb制作会社に応募を検討しています。

    下記、企業の応募内容の概要です。地方の会社です。
    ・HTML、CSS、JavaScriptによる開発業務がメイン
    ・受託で企業サイト、イントラサイト制作
    ・案件によりNuxt, Next.jsを採用する場合もあり
    ・バックエンドのチームはなく、社内にはデザイナーチーム、エンジニア(HTML、CSS、JavaScript)チームがある
    ・月給18.5万円〜

    受託のWebサイト制作がメインの会社なので、給与面は見込めないと思っていましたが、さすがにWeb開発企業とのギャップに思い悩んでいるのが正直なところです。もちろん、最初は修行期間だと思い、給与面などは期待せずにやるべきかとは思っていますが、会社も創業間もないベンチャー企業なので、今後どうなるかは不透明で不安が大きいです。たとえ給料は低くても、WebサイトではなくWebアプリの開発であれば、モダンな技術の経験を積むことも可能だとは思うのですが、現状はそのような仕事はほとんどないらしく、その企業は役職を「フロントエンドエンジニア」とは言っているが、世の中で言われているフロントエンドエンジニアとはちょっと違うのかなと思っています。

    未経験の状況を打破するために、とにかくどこでもいいので入社し経験を積むべきか、または別で探すべきか、非常に悩んでいるところです。

    独り身なので、給料が低くても何とか生きていくことはできますが、給料が上がればいいですが、上がらない未来も見え不安でいっぱいです。

    すみません…..。なんだか愚痴みたいになってしまいましたが、結局何を質問したいかと言いますと、ねこポンさんの経験則で構いません。上記の条件でどれくらい働けば、一般的に認められる技術を取得でき、企業側から経験値として評価されますでしょうか?

    • ねこポン より:

      せいじさん、こんにちは。

      その会社は職種の内容としては悪くなさそうですが、やっぱり給与がめちゃくちゃ低いですね…。スキルを習得できる環境なのであればおっしゃるように修行期間と考えて働くしかないかもしれませんね。あとは実際にNuxtやNext.jsの案件にも関われるのか不明な点も不安要素ですよね。

      もし、まだ時間的に余裕があり、他にも求人があるのであればもちろんもっと探してみるのが良いとは思います。
      でもそうでなければそこを受けてみて、もし入社したらまずは会社では「コーディングを極める」というのを目標としてもいいと思います。僕がデザインをしたものを誰が別の人にコーディングをしてもらうと、よくものすごく落胆するんですよね笑。デザインを当たり前のようにそのまま再現できるコーダーが意外といないんですよね。デザインから何十ピクセルもズレていたり、保守性・拡張性が低いHTML/CSSの書き方をしていたり…。だからこそ当たり前のように普通にコーディングができる人は意外と貴重な存在になります。会社ではそこを目指してみるのも良いと思います。一見地味なコーディング作業に思えるかもしれませんが、いかに早く正確なコーディングをするか、それって僕はけっこう好きで楽しかったですね。今はもうだいぶ飽きましたけどw10年くらいやってますからね。でもシンプルなコーディングってけっこう奥が深くて探究しがいがあるんですよね。
      その上でもし会社でNext.jsだったりフロントエンドに関われないようであれば、個人的に独学でどんどん勉強してポートフォリオの質を上げていくのが良いと思います。Twitterを見ていると独学でどんどんフロントエンドを勉強して成長している人を見かけます。そういう人にとっては会社に属しているかどうかってあまり関係なくて、自分で学んでスキルアップができちゃうんですよね。そして結局はやっぱりポートフォリオです。

      だから、ご質問にもありましたが期間としてはまずは1年間を目安としてしっかり会社ではコーディングを極めて、フロントエンドについては独学をしてポートフォリオに素敵な作品を増やしていく、それで1年後にまた転職活動をする。そういったプランもあると思います。この1年間という期間はあくまで目安であり目標ですね。誰しもが1年で「一般的に認められる技術を取得でき、企業側から経験値として評価」されることはありません。ただ1年しっかりコーディングしてさらに独学もすれば、人によっては大きく成長します。あと1年だったら給料が低くてもどうにか耐えられるかもですよね。

      その会社の規模とか詳しいことはわかりませんが、僕も法人化していますが、小さい会社だと確かにお金を出すっていうことがすごく大変なことではあるのが理解はできます。月給18.5万円は正直かなりひどいとは思う一方で、いろいろ工面してどうにか出している現状があるかもしれませんね。実際はただのブラック企業な可能性もありますが。。成長できる会社なら受け入れてみるのもありかもしれません。逆にご自身がもうちょっと満足できるまで探してみてもいいですね。

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