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Macのローカルで簡単にAI画像生成する方法(StabiltyMatrix)

ローカルでAI画像生成と言えばGPUを積んだWindowsマシンで行うイメージですが、Macでも可能です。上の画像はM4のMacBookProで生成しました。

今回使用する僕のMacは、M4のMacBookProです。スペックは以下です。

CPU: M4 Pro
メモリ: 48GB
SSD: 4TB

1024pxの正方形画像を1枚生成するのに約40秒かかりました。ただ僕の場合は、さらに画像を大きく綺麗にするために必ずHiresFixという機能を使うのですが、2倍サイズにするのに掛かる時間が1枚で約5分でした。かなり遅いですね…。なので、たくさん生成したい人はHiresFixはしない方がいいですね。

ちなみにAI画像生成用に所有しているWindowsマシン(GPU: NVIDIA RTX4080super)では、同条件で1秒生成するのに約4秒、2倍サイズで約40秒とかなり速いです。

Macに「StabilityMatrix」をインストールする方法

StableDiffusionのモデルを使うための環境を簡単に構築できる「StabilityMatrix」をMacにインストールします。

StabiltyMatrixのGitHubにアクセスし、Mac用のインストーラーをダウンロードします。
https://github.com/LykosAI/StabilityMatrix/releases

いつものごとく、アイコンをApplicationsフォルダにドラッグで入れます。

StabilityMatrixのアプリアイコンをクリックするとインストールのウィンドウが起動します。使用許諾にチェックを入れて、右下の「続ける」ボタンをクリックします。

これは好みですが、Portableモードにチェックを入れます。説明にあるように、すべてのデータが一つの「Data」フォルダ内に入るので管理がしやすくなるかなぁとは思います。

今回はStabiltyMatrix内の「Inference(インファレンス)」というツールで画像生成するので、そのベースとなる「ComfyUI」をインストールします。ComfyUI自体はノードを繋げて生成環境を構築するツールで使い方を覚えるのが難しいです。InferenceはすごくシンプルなUIでありながら、ComfyUIベースなので軽快に画像生成ができます。

最初にインストールするモデルを選べます。後でも自由にインストールしたり削除ができます。ここではイラスト系モデルでは圧倒的に人気の「WAI-NSFW-illustrious-SDXL」を選択してインストールします。Illustrious系と呼ばれ、SDXL(StableDiffusionXL)ベースのモデルです。

パッケージの画面にComfyUIが表示されるので、「Launch」ボタンをクリックして起動します。

起動が始まります。

左のこのアイコンをクリックすると、Inferenceの画面が表示されます。ここで画像生成をします。

ちなみにこのアイコンをクリックすると、インストール可能なモデルの一覧が表示されます。

Inferenceの画面に戻りました。左が設定画面、中央にポジティブプロンプトとネガティブプロンプトを入力します。

設定は以下の通りにしました。推奨のstepsやsamplerなどはCivitAIの各モデルのページを読むと詳しく書かれていることが多いです。
WAI-NSFW-illustrious-SDXL(CivitAI)

Steps: 18
Sampler: Euler a
CFG scale: 7
Size: 1024x1024
HiresFix: 2.0

コピペ用にプロンプトを以下に記載しておきます。

ポジティブプロンプト:

ultra detailed,masterpiece,best quality,amazing quality,1girl,ninja,japanese village,{night| },long hair,{smile|angry|laugh},kunai

{smile|angry|laugh}、この記法はダイナミックプロンプトやワイルドカードなどと呼ばれていますが、このように書くと、この3つの表情のどれかがランダムに選ばれます。{night| }、このように書くと「夜」か「指定なし」のどちらかがランダムで選ばれます。

ネガティブプロンプト:

bad quality,worst quality,worst detail,sketch,censor,nsfw

ネガティブプロンプトはこれが推奨なのでそのまま入れておきます。エロ画像を生成したくない場合は「nsfw(not safe for work)」を入れておきましょう(あまり効かないこともありますが…)

プロンプトの下の「Generate Image」をクリックすると、右側に生成された画像が表示されます。今回はHiresFixを指定しているのでなんと約5分も掛かりました。長すぎる…。MacBookProも画像生成作業は初めてなせいか、ファーッ!と少し音を上げてやや発熱していました。HiresFixをしなければ、約40秒で1枚生成できました。

生成した画像は右の「Gallery」タブ内に表示されます。画像を右クリックして「ファインダーで開く」をクリックすると、画像が保存されているフォルダが開きます。

今回の生成の設定をまるごと保存しておく場合は、画面右上の縦3つの●をクリックして「名前を付けて保存」をすれば、設定を保存して再度いつでも再現ができます。

生成した画像を紹介

よく見ると右手の指が6本…。SD1.5からSDXLになり、かなり描写力は上がってきましたが、いまだに手足の指が6本になることが多いです。

こちらも左手の指が6本…。

指が怪しい…けど、すごく綺麗な仕上がりですね。

こちらの画像はHiresFix無しの正方形1024pxの画像です。この大きさで見ると上の3つの画像に比べるてもそこまで遜色は無いですね。ただ、もっと画像を大きく表示したり、高解像度ディスプレイで見ると、特に顔など描写の甘さやぼんやりした感じが目立つことがあります。

こちらの画像もHiresFix無しの正方形1024pxの画像です。

こちらの画像もHiresFix無しの正方形1024pxの画像です。

たしかにMacでもローカルでAI画像生成はできるのですが、M4でも生成速度はやはり遅いですね…。Macはさらに上位機種もあるので、スペックによっては、もしかしたらもっと速く生成できるのかもしれません。

以上、MacでローカルでAI画像生成する方法の紹介でした。

この「WAI-NSFW-illustrious-SDXL」モデルについては、画風の描き分けテストの記事も書きました。興味のある方はぜひご覧ください。
Illustrious系モデルの画風サンプルを紹介(WAI-NSFW-illustrious-SDXL)

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