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【中級編1】セミナーサイトのコーディング練習


無料コーディング練習所【中級編1】の学習ページです。

セミナーの特設ページを作ります。縦に長い1ページです。SP版のデザインが無いため、自分でSP版のデザインを考えつつコーディングする必要があります。

「デザインデータ」と「完成版コーディングデータ」を無料でダウンロード可能です。
デザインデータ(Figma)
デザインデータ(XD)
完成版コーディングデータ(ZIP/2.2MB)

実際のコーディング例はこちらです。わからない箇所は解答例として参考にしてみてください。
コーディング例

依頼ねこ(ディレクター)からの伝言

依頼ねこ

ミー
(ディレクター)

マジでごめんにゃご…。今回はSP版のデザイン無いにゃご。うまいことカラム落ちさせてそれっぽくよしなに作ってにゃご〜エヘヘ。ヘッダーのグロナビはクリックしたらスムーススクロールでお願いにゃご。OGPも反映をお願いにゃご。ページトップへ戻るのボタンはスクロールの途中でふわっと表示してにゃご。フォームも作ってほしいにゃご、フォームはHTMLだけでいいにゃご、裏側の仕組みはいらないにゃご。ボタンは立体的な感じでマウスオーバーしたらペコンって凹むのがいいにゃご。あとfont-feature-settings: ‘palt’;指定して自動カーニングさせといてにゃご。にゃご〜

中級編1のレベル

フォーム、ページ内スクロール、ページトップへ戻る等、実案件でもよく実装する機能を学びます。初級編からちょっとステップアップした内容です。CSSによるグラデーションも学びます。OGPも反映できるようにします。
また「SP版のデザインが無い!」という一見絶望的な、でもわりとよくある状況にも臨機応変に対応できるようにしましょう。

中級編1の学習内容

コーディング手法

SP版デザインが無い!/OGPの設定/CSSグラデーション/transform: rotateで文字を回転させる/ページ内スクロールの実装/ページトップへ戻るの実装/box-shadowで立体的なボタンを作る/単位「vw」とfont-size:clamp/font-feature-settings: ‘palt’;で自動カーニング/text-transform: uppercase;で全部大文字にする/flex-directionで左右の内容を逆転させる/フォームの実装

HTMLタグとCSSプロパティ

vw/font-feature-settings: ‘palt’;/text-transform: uppercase/transform: rotate/font-size:clamp/box-shadow/flex-direction

デザインデータ


デザインデータ(Figma)
デザインデータ(XD)

完成版コーディングデータ

完成版コーディングデータ(ZIP/2.2MB)
コーディング済みのファイル一式です。解答例として参考にしてみてください。

学習の進め方

デザインカンプから必要な画像を書き出してコーディングします。
まだコーディングに不慣れな方は、この下の解説を読みながらコーディングをしていきましょう。
また、コーディング例見たり、完成版コーディングデータをダウンロードして参考にしてみてください。

進捗をTwitterで、 #無料コーディング練習所 のハッシュタグ付きでツイートしていただければ、いいねやRTをさせていただきます。

ポートフォリオへの掲載や著作権について

こちらのデザインをコーディングしたものはポートフォリオやブログへ掲載していただいてOKです。デザインデータもご自身で改変していただき、オリジナルのデザインを作ってポートフォリオに掲載していただいてかまいません。掲載する際は『無料コーディング練習所』へリンクを貼るようお願いいたします。
デザインを変えず再配布や販売する行為は禁止です。

解説

SP版デザインが無い!

今回は、
「コーダーとしてレイアウトを多少は自分で考えて実装できるようにする」
というスキルを身につけるために、SP版のデザインはありません。SP版のデザインを自分で考えて実装していきます。

また、「PC版とSP版のデザインはあるが、その中間のタブレット版のデザインが無いケース」はかなり多いです。つまり、ある程度はコーダーがデザイン部分を補って考えて実装するスキルが必要です。今回はこの対応力を身につけましょう。

基本的には「カラム落ち」などと言いますが、PC版で画像とテキストが横並びになっている部分は、SP版では縦並びに変えていきます。フォントサイズも適宜小さくしたり調整していきます。

10件ほどコーディング案件をやっていると、1〜2件くらいはこのようにSP版のデザインが無い案件に出会います。単純に「シンプルなレイアウトだからわざわざSP版デザインはいらないっしょ」とか「納品までの時間が無くてSP版のデザインを作る余裕がない」などの理由からです。ディレクターやお客さんは「コーダーさん側でよしなにお願いしますエヘヘ^^」などと言ってきます。そのお客さんを切りたくなければ、憎しみに駆られずに、追加料金を請求したり、ただただ受け入れたり柔軟に対応しましょう。

OGPの設定

OGP(Open Graph Protocol )は、FacebookやTwitterなどのSNSでシェアされた時のSNS内での表示の設定です。

<meta property='og:type' content='website'>
<meta property='og:title' content='WDC'>
<meta property='og:url' content='https://webdesigner-go.com/wdc/'>
<meta property='og:description'
content='Web Design Conference(WDC)は、最新のWebデザインのトレンドやワーキングスタイルを紹介するイベントを開催。お気軽にご参加ください。'>
<meta property="og:image" content="https://webdesigner-go.com/wdc/img/ogp.png">

headタグ内にこのように記述しましょう。og:imageはシェアされた時に表示される画像です。デザインデータ内にあるので書き出してimgフォルダに入れておきましょう。

CSSグラデーション

メインビジュアルや各セクションの背景、その他にボタンにもCSSグラデーションを使用します。

background: linear-gradient(135deg, #c41a7f 0%, #664bbf 100%);

ボタンのグラデーションの指定です。このようにlinear-gradientで指定しています。

:root {
  --bg-color: #141414;
  --bg-gradient: linear-gradient(135deg,#0e002e 0%,#1e092b 23%,#320c65 49%,#a01b7c 80%,#c21780 100%);
  --main-color: #d136d1;
  --text-color: #fff;
}

ちなみに、linear-gradientもCSS変数で管理できます。–bg-gradientという変数名であらかじめ指定しておくことで、

.mv {
background: var(--bg-gradient);
}

.speaker {
background: var(--bg-gradient);
}

各セクションの背景色としてグラデーションの設定をこのように再利用できます。

transform: rotateで文字を回転させる

メインビジュアル内のテキスト「Teiji de Kaerumon」はやや回転させています。

.mv__titleArea::after {
  transform: rotate(-13deg);
}

transform: rotate(角度を入力);で回転させます。

ページ内スクロールの実装

グローバルナビのリンクをクリックすると、各セクションへスクロールします。

//ページ内スクロール
$('a[href^="#"]').on('click', function () {
  var speed = 300;
  var href = $(this).attr("href");
  var target = $(href == "#" || href == "" ? 'html' : href);
  var position = target.offset().top;
  $("html, body").animate({
    scrollTop: position
    }, speed, "swing");
    return false;
});

script.jsでこのようにjQueryで実装しています。

ページトップへ戻るの実装

サイトの右下にページトップへ戻るボタンを実装します。

//ページトップへ戻る
var $pageTop = $('.page-top');
$(window).scroll(function () {
  if ($(this).scrollTop() > 300) {
    $pageTop.fadeIn();
  } else {
    $pageTop.fadeOut();
  }
});
$pageTop.on('click', function () {
  $('body,html').animate({
  scrollTop: 0
  }, 300);
  return false;
});

script.jsでこのようにjQueryで実装しています。

box-shadowで立体的なボタンを作る

ボタンにbox-shadowを指定することで立体的にしています。

box-shadow: 0 10px 0 #dd118e;

凸部分の高さを10pxにしています。

.btn:hover {
  /* transform: translate3d(0, 4px, 0); */
  transform: translateY(4px);
  box-shadow: 0 6px 0 #dd118e;
}

hover時には、box-shadowの高さを6pxに抑えることに加えて、transform: translateY(4px);で下に移動させることで凹みを表現しています。コメントアウトしているtranslate3dでも同じ結果が得られます。

単位「vw」とfont-size:clamp

メインビジュアルの「WORK REVOLUTION」のテキストをウィンドウ幅に応じて縮小したり拡大させています。その際に使っているのが単位「vw」とclampです。

.mv__title {
  font-size: clamp(24px, 10vw, 100px);//最小値,中間値,最大値
}

1vwはウィンドウ幅の1/100です。このように記述することで「WORK REVOLUTION」のフォントサイズはウィンドウ幅に応じて、最大で100px、最小は24px、その間は10vwで表示されるようになります。

font-feature-settings: ‘palt’;で自動カーニング

font-feature-settingsプロパティでカーニング(文字間隔の調整)を行えます。

font-feature-settings: "palt";

bodyタグに指定しています。詳しくはこちらの記事がわかりやすいです。

text-transform: uppercase;で全部大文字にする

「ABOUT」や「SPEAKER」などの見出しはtext-transform: uppercase;によって小文字を大文字に変換して表示しています。

<h2 class="heading01">about<span class="heading01__subtitle">イベントについて</span></h2>

例えば見出し「ABOUT」はHTMLではこのように小文字で書いていますが、

.heading01 {
  text-transform: uppercase;
}

CSSで大文字に変換しています。
これは初めから大文字で書いてしまうと、検索エンジンが大文字の省略表記として認識してしまうと言われているためです。真実はいまいち不明ですが、大文字が続く場合は、小文字で書いてからtext-transform: uppercase;で大文字にしておきましょう。

flex-directionで左右の内容を逆転させる

「SPEAKER」セクションの画像とテキストは行ごとに左右が反転しています。

.speaker-box {
  display: flex;
  column-gap: 60px;
}

.speaker-box:nth-child(2n) {
  flex-direction: row-reverse;
}

偶数行にはflex-direction: row-reverse;を指定して左右を逆転させています。:nth-child(2n)と指定することで偶数行のみに指定しています。

フォームの実装

フォームの実装は最初のうちはinputやselectなど覚えることが多くて面倒です。コーディング例やコーディングデータを参考に実装してみてください。

【中級編1】の解説は以上です。おつかれさまでした!

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クレジット表記

画像

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Pexeles
Subtle Patterns

フォント

Googleフォント
Material icon

リセットCSS

desyle.css

コラム①:正社員のWebデザイナーを強くオススメする理由

このサイトでは、本当にWebデザインのスキルを磨きたいなら、未経験の方はまずはWeb制作会社か教育体制のしっかりしている事業会社に正社員で入社することを強くオススメしています。

やはり派遣でもなく、アルバイトでもなく、長く在籍する可能性のある正社員にこそ成長できるお仕事を振ってくれるのです。派遣やアルバイトは、リンク張り替えやテキスト修正など成長しづらい作業をやらされがちです……。

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また、Web/IT系特化の転職サイト『Green』にも登録しておきましょう。Web系転職の定番サイトです。

コラム②:デザインスキルを一気に上げる方法

「デザインスキルを一気に上げる方法は「レビュー」です。つまりデザインに対するダメ出しを何度もしてもらって直すことを繰り返すことで、デザインスキルは急激にレベルアップします!

これを一番実現しやすいのが会社です。会社なら現場で上司や先輩にサイトやバナーのデザインのレビューをしてもらえるからです。じゃあ就職しておらず未経験のうちはどうすればいいかというと、「レビュー付きのデザインスクールの活用」です。普通のスクールはPhotoshopの使い方やコーディングの基礎を学ぶだけで「デザインスキル」についてはほぼ教えてくれません。レビュー付きのデザインスクールは運営側にも高いデザインスキルが求められるため非常に少なく希少性が高く『fullme』が現在は最高峰だと僕は思っています。「けっきょく、よはく」「ほんとに、フォント」など有名デザイン書籍を手がけるingectar-eの運営です。
僕が駆け出しの頃に『fullme』があれば絶対に受講していました...。デザインスキルを高めたい人はぜひ受講しましょう。

コラム③:ポートフォリオのチェックリストをnoteで販売中!

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