未経験から勉強して副業でWordPressの案件は取れますか?
ご質問
私はイベント、音響などのフリーランスとして土日祝日のみ働いているため、平日に別の仕事をして知見を広げたいというところがWEB制作、プログラミングの出発点だったのですが、コーディングやjquery、php等の基礎が終わり次第、今月からはwordpressを学習したいと考えております。
ツイッター界隈、友人、インフルエンサーさんなど、人により、wordpress案件を30代素人から1~2年勉強した程度の実力や人脈では収益にはならない、更に今後も仕事は減るばかり、という意見もあれば、空いた平日で月5万円収益程度なら可能では?、今後も5年前後は生きるスキルだ、など意見がバラバラです。
バラバラで当然だとは思っているのですが、ねこポンさんはどのようにお考えなのかな?と思いました。
回答
この質問はなかなかの難問ですね笑。
まず、そもそもWebデザインを副業として捉える風潮について、僕の見解を書いておきます。その上でご質問に答えていきますね。あくまで参考にしてください。
僕は個人的には「Webデザインを勉強した方がすぐにフリーランスとして案件を得る」こと自体に、そもそも反対の立場です。デザインもコーディングも一般的にはWebデザイナーとして会社に勤めて先輩や上司からたくさんのダメ出しをもらって腕を磨いて1〜2年ほど経ってようやく一人前になると思っているからです。なので、このサイトでは、誰からの指導もなくいきなりフリーランスになることは勧めていません。特にデザインに関しては絶対にいきなり個人で案件を取るのはやめてほしくて、それは、しょぼいデザインを受け取るクライアントが可哀想だからです。
ただこれは特にデザインに関して顕著な話で、コーディングやWordPressに関しては、デザインのように見える部分ではないので、ある程度のスキルがあれば勉強をした後にいきなり案件を取るような副業はなんとかOKなんじゃないか…?とは思ってます。ただ、コーディングは想像以上に難しいです。一見形にするのは簡単ですが、今後の保守性や拡張性を考慮した、いわゆるCSS設計がなされたコーディングをするのは難易度が高く、特にこういった面を本来であれば会社に入って先輩などに何度もコードレビューをしてもらい直してもらうのが良いと思っています。
とはいえ、僕がいろいろあーだこーだと言ってもw、コーディングやWordPressを副業としてやっていきたい人はどんどん増えていくと思うので、その場合は、独学やスクール卒業の段階でも、ある程度のスキル、と言ってもどの程度なのか難しいところですが、WordPressであればしっかりオリジナルのテーマを作り込めて、クライアントの要求にも適切なプラグインの提案ができるレベルになっておけば、それほど難しくはないWordPressの案件であれば、こなせるはずです。僕の知り合いでも、独学からいきなりコーダー(フロントエンドエンジニア?)になった方がいますが、フリーランスでバリバリ活躍している人も一応います。
WordPressの案件の状況については、いろんな人がそれぞれのことを言っているので混乱しますね笑。僕の見解としては、一言で言えば
「今はまだ人脈次第で全然稼げる」
です。人脈ってあまり好きじゃない言葉なのですが、「仕事をくれる知り合いや友人」のことですよね。この人たちがいさえすれば、まったく問題なく稼げます。いろんな意見はあると思いますが、WordPressの需要は今もかなりあります。僕なんかTinderで会った女性からWordPress案件もらってます笑。ちょっと意味がわからない例かもしれませんが、それくらいWordPressの案件は散らばっているということです。ただ、普通に暮らしていると案件には出会いません。だからこそ、これも僕の大嫌いな言葉ですが「営業スキルが必要」と言う話が出てきます。これは全くそのとおりですが、営業なんかしたくないので、つまりは「仕事をくれる知り合いや友人」がなんとか見つかればOKです。僕はたまたまWebディレクターの友達だったり、制作会社時代の先輩や上司からコーディング&WordPress案件の仕事をもらえていました。だいたい2週間ほどの作業で30万円くらいの報酬です。こういった知り合いや友人は欲しいところですね。
未経験から仕事を取るには、Twitterとか活用したり、Web制作会社に声掛けたりするんですかね。あとは友人に聞きまくってサイトを作りたい人を探したりとか。僕はこのケースはわからないですが、うまく太いクライアント、あるいは仕事を定期的にくれるWebディレクター的な人が、ほんの少数でも見つかれば、安定的に稼げるとは思います。もうホント、仕事をくれる人に出会えるか次第なところですね。。出会えてちゃんとこなせれば、月5万なんて簡単です。案件はあるところにはいっぱいあるんですよね。そこに出会えるかどうか。。
30代とか年齢は関係ないので無視でOKです。この業界はスキル次第です。
あと1〜2年は学習期間としては長すぎです。コーディングとWordPress程度であれば3ヶ月〜半年程度でOKです。
WordPress自体の将来性については、「今後も5年前後は生きるスキル」と言っている方の意見に賛成です。5年くらいは大丈夫だと思います。ただ、今は例えばGatsbyJSというReactベースのJSフレームワーク&Contentful(ヘッドレスCMS)の組み合わせとかで、爆速なブログが作れます。今後この流れは加速していくと思っています。でもJSフレームワークはやや難しいので普及するにはまだ時間が掛かります。なので、5年くらいはWordPressが使われ続ける気はしています。
いずれにしろ、WordPressの勉強をやっておくのは損にはなりません。今後新しい技術が出てきてそれを学ぶ際にも、WordPressの知識はきっと大事な基盤になるはずです。PHPの基礎の理解にもつながります。
それと、WordPressの将来性や収益を考えることはそれはそれですごく大事なのですが、「やりたいかやりたくないか?」という観点の方が大事だと僕は思っています。興味があるならやる!という姿勢でいいと思います。楽しければ趣味のようにやってみるのがいいです。あまり周りの意見は気にせずに気張らずに、WordPressが気になるならぜひやってみると良いと思います。興味や好きという気持ちがあれば、どんどんのめり込み、どんどん成長していきます。興味にまかせてみましょう。
うわー長くなりすぎました。。すみません。しかもなかなか参考になることが言えず申し訳ないです。なんとか道を切りひらいてみてください笑。
このサイトでは、本当にWebデザインのスキルを磨きたいなら、未経験の方はまずはWeb制作会社か教育体制のしっかりしている事業会社に正社員で入社することを強くオススメしています。
やはり派遣でもなく、アルバイトでもなく、長く在籍する可能性のある正社員にこそ成長できるお仕事を振ってくれるのです。派遣やアルバイトは、リンク張り替えやテキスト修正など成長しづらい作業をやらされがちです……。
未経験OKで正社員のWebデザイナー・フロントエンドエンジニア案件を多く保有しているのが、IT系に強い『ワークポート』です。ワークポートでも、さすがに未経験の方にWeb制作会社を紹介するのは難しいですが、事業会社のWebデザイナー・フロントエンドエンジニアを紹介してもらえる可能性があります。また、Webデザイナーにこだわらなければ、WebディレクターやECサイト担当者などの求人も多数保有しているため選択肢の幅が広がります。一度面談を受けておきましょう。
Web/IT系特化の転職サイト『Green』に登録しておきましょう。Web系転職の定番サイトです。
「デザインスキルを一気に上げる方法は「レビュー」です。つまりデザインに対するダメ出しを何度もしてもらって直すことを繰り返すことで、デザインスキルは急激にレベルアップします!
これを一番実現しやすいのが会社です。会社なら現場で上司や先輩にサイトやバナーのデザインのレビューをしてもらえるからです。じゃあ就職しておらず未経験のうちはどうすればいいかというと、「レビュー付きのデザインスクールの活用」です。普通のスクールはPhotoshopの使い方やコーディングの基礎を学ぶだけで「デザインスキル」についてはほぼ教えてくれません。レビュー付きのデザインスクールは運営側にも高いデザインスキルが求められるため非常に少なく希少性が高く『fullme』が現在は最高峰だと僕は思っています。「けっきょく、よはく」「ほんとに、フォント」など有名デザイン書籍を手がけるingectar-eの運営です。
僕が駆け出しの頃に『fullme』があれば絶対に受講していました...。デザインスキルを高めたい人はぜひ受講しましょう。
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