ゲーム開発にAI生成画像とChatGPTを使用してみた
AIを活用して何かゲームを開発したいなぁと思い、ビジュアルノベルゲーム『LOOP AI戦争の結末』を作ってみました。ゲームと言っても、選択肢が無いビジュアルノベルです。
→『LOOP AI戦争の結末』
ゲーム中で使用している画像はすべてStableDiffusionのDreamShaperモデルで生成したAI画像です。
→ DreamShaper配布ページ（Civitai）
DreaShaperは、簡単な呪文（プロンプト）ですごく高品質な画像を生成してくれます。SFやファンタジー、リアルな都市のイラストなどあらゆるジャンルの画像生成が得意です。実写ではなくややイラストよりのリアルな絵柄で使いやすいです。
ストーリーは、ChatGPTと僕の共同で執筆しました。大枠を僕の方で考えて、ChatGPTに各章ごとに文章を書いてもらいました。しかしそのままだと妙に大げさな表現だったり、ChatGPTの口癖なのか「これにより、」など堅い接続詞を使いがちなので、ところどころ僕の方で修正しています。
このノベル自体の仕組みについては、JavaScriptライブラリのVue.jsで開発しています。こちらもAIのGitHubCopilotによるコードの提案やチャットを活用しているので、AIをふんだんに活用していますね笑。
僕は絵が下手なので、画像生成AIが登場する前は、とてもじゃないけどこんなビジュアルノベルゲームは作れませんでした…。実際に面白いかどうかは置いておいて笑、こんな自分でもイラストありきのゲーム開発を実現できるのはすごく楽しいし嬉しいです。本当にStableDiffusionのような画像生成AIのおかげです。
最近はChatGPTに搭載されているDALLE3や、AdobeのFireflyのようにさらに気軽にAI画像が生成できるようになってきたので、より多くの人が自分のゲームや何か作品を創りやすい環境になってきたと思っています。
こちらは僕だけが登場する恋愛シミュレーションゲーム『デートシミュレーター佐藤翔100の質問』です。佐藤が繰り出す100個の質問に一度でも間違えてしまうとゲームオーパーになります。
→ 『デートシミュレーター佐藤翔100の質問』
このゲームで使用している背景イラストもすべてDreamShaperで生成したものを使用しています。ノベルゲームの背景イラストは「街」「レストラン」「公園」「教室」などがありがちで、AIで生成しやすい背景素材だなと感じています。
『LOOP AI戦争の結末』も『デートシミュレーター佐藤翔100の質問』も、非常にシンプルなノベルゲームなので、今後は時間があれば、AIを活用してより本格的なゲームも作ってみたいと思っています。
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